木村拓哉の2ndアルバム「Next Destination」がオリコン週間アルバムランキングで初週7.1万枚を売り上げて初登場1位を獲得。2年前にリリースした初アルバム「Go with the Flow」に続いて、2作連続・通算2作目も首位に立った。
今作も多岐にわたる有名人が楽曲を提供。山下達郎、真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)、糸井重里、Creepy Nuts、鈴木京香、平井大、Kj(Dragon Ash)、MAN WITH A MISSION、明石家さんま、BEGINほか。並々ならぬ思いで「OFF THE RIP」を作詞・作曲したのはKjだ。
降谷建志、KENJI FURUYA名義でも音楽活動をするKjは、父が俳優の古谷一行で、妻はMEGUMI。MEGUMIといえば、芸能界デビューからまもなく、驚異のHカップバストでグラビア界を席巻。現在は女優やタレントとして確固たるポジションを築く、2児のママだ。
そんな美人妻を持つKjは、小学校から高校まで青山学院(高等部は中退後、代々木高等学校に編入)。学校の目の前に青山劇場があったため、6年生の時、友だち3人でチケットを買って、「聖闘士星矢」を観に行っている。同作は、CDデビューを間近に控えたSMAPの初主演舞台だ。
「SMAPには、現在オートレーサーの森且行がいたころで6人組。脇役では、ジャニーJr.だったTOKIOも出ています。長瀬智也ではなく、デビューが内定してた小島啓さん(退所)でした。このステージを観たKjは、『海皇ポセイドン/ジュリアン・ソロ』を演じた木村のことを、はっきり覚えているそうです」(週刊誌記者)
SMAPが6人で出演した舞台は、この「聖闘士星矢」(91年)、「ドラゴンクエスト」(92年)、「ANOTHER~沈黙の島編・少年の島編」(93年)の3作品だけ。Kjは実に貴重な体験をしていた。
「後にKjは、同じ男性として木村の大ファンに。94年に出演したドラマ『若者のすべて』(フジテレビ系)でキムタクブームの幕が開けると、作中で着ていた革ジャンやチノパンといったファッション、ヘアスタイルを完コピ。のちに巷であふれることになった“なんちゃってキムタク”だったそうです」(前出・週刊誌記者)
青山劇場で木村を観た時は、セッションできる日が来るなんて夢にも思わなかったはず。KjのNext Destination(次の行き先)にも、また木村がいるかもしれない。
(北村ともこ)