俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)に俳優・坂口健太郎が出演することが2月16日に番組公式ツイッターで発表された。
今回の大河ドラマの主人公は、鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団によるパワーゲームを描く。16日の発表で主人公・義時の正室・比奈には、女優・堀田真由。義時の異母弟・北条時房役に俳優・瀬戸康史。そして義時の長男・北条泰時役を坂口が演じることが明らかになった。
坂口は今回の作品で大河デビューで、時代劇も初挑戦。さらに三谷幸喜作品にも初出演と“初もの尽くし”。坂口は出演に際して「歴史の中の泰時という人物をすごく丁寧に自分の中で温めながら、皆さんに楽しく見てもらえるような泰時を演じたいと思っています」と意気込みを語っている。
北条泰時といえば、義時の最愛の息子として知られ、後に鎌倉幕府3代執権となり、「御成敗式目」を制定するなど、名宰相として知られる。脚本を手掛ける三谷幸喜は、インタビューに答えて「これがいい息子なんですよ。みんなに愛され、すくすくと育って、文武ともに優れた“理想の武士”に育っていく。ある意味この物語の本当の主人公と言っていいくらい。後半の重要人物になっていきます」と話している。
坂口は2021年前期の朝ドラ「おかえりモネ」(NHK)でヒロイン・百音(清原果耶)の相手役・菅波光太朗を演じて「#俺たちの菅波」が大きな話題を呼んだ。今回の北条泰時役が決まり、早くも「俺たちの泰時」がSNSでは注目を集めているという。
「朝ドラ『おかえりモネ』で国民的俳優として名乗りを上げ、今回は満を持して大河ドラマに登場。さらに、7月期の月9ドラマでもメインキャストとして女優・杏との共演が決まっています。今年は俳優としてもうひと皮むける重要な1年になりそうですね」(芸能ライター)
今作で事務所の先輩でもある小栗旬と初共演。さらに見どころ満載の大河ドラマとなることは間違いなさそうだ。
(窪田史朗)