「人を愛することは簡単。でもお相手がいないの……」と考えていませんか?
このように、多くの人は愛することは簡単だけれど、愛するのにふさわしい相手を見つけることは難しいと考えているようなんです。
哲学者・岸見一郎さんの著書「アドラー心理学実践入門~『生』『老』『病』『死』との向き合い方~」(KKベストセラーズ刊)によれば、ドイツの心理学者のエーリッヒ・フロムは「愛することは能力」だと述べているのだとか。相手は見つかっても、結婚してからが難しいというのが現実。結婚したらそれでゴール、ハッピーエンドではないというのです。
また、結婚生活に必要なことは「他の人に関心を持つ」こと、そして他の人を仲間と認めて、他者に貢献するという意味での共同感覚意識が必要だと書かれています。
自己中心的な生活を送っていると、結婚後、その変化に適応できない夫婦になってしまいます。実際、「大好きで結婚したくてしたはずなのに『あれ?』ってなってる……」という女性もいますし、結婚して「自分の趣味を制限されるのが不満」という人も多いようです。
結婚生活を幸せに感じるためには、共同生活に魅力を見い出せるかどうかが大切なのです。もし、夫との相性に悩んでいるなら、共同生活についてモチベーションを見直してみるのもいいかもしれませんね。