歌舞伎役者・市川海老蔵の義姉であるフリーアナウンサーの小林麻耶による暴露発言が連発されている。その内容は、妹の麻央さんが入院している病室で、海老蔵が競馬新聞を読んでいたことや、9000万円を貸したのに返ってこないなど衝撃的だ。
しかし、3月29日発売の「女性自身」によると「歌舞伎界では海老蔵を批判する声が上がっていない」という。
その理由は、中村芝翫にも不貞報道があったばかりで、歌舞伎役者の女性関係が派手なのは事実。海老蔵の夜遊びぐらいで地位が脅かされることはないというのだ。
「海老蔵はいずれ團十郎を継ぐ身。團十郎は歌舞伎役者の名跡の中で最も権威のある名。梨園にとって成田屋は、別格なんです。だから、少々酒癖が悪かろうが複数女性と同時交際しようが、歌舞伎役者として成田屋を護ってくれればそれでいいんです」(芸能記者)
一方、海老蔵に牙を向ける麻耶はどうなるのだろうか。
「昨今、多くの歌舞伎役者が映画、ドラマ、バラエティなど様々なフィールドで活躍しています。麻耶はテレビ復帰したいそうですが、海老蔵を責め続けるのは梨園をも傷つけることに通じます。麻耶が海老蔵を攻撃する限り、テレビ復帰は遠のくと思いますよ」(女性誌記者)
けれども、團十郎という大名跡を継ぐ海老蔵に対し、品格を求めるファンがいないわけではないようだ。いわんや、歌舞伎ファンでもない一般視聴者には、そんな海老蔵が容認されている歌舞伎界に疑問しか持てない。
「庶民の娯楽」だったはずの歌舞伎は、こうして庶民から乖離してゆくのかもしれない。