2019年に公開された野村萬斎主演映画「七つの会議」が4月3日、TBS系で放送される。同映画は、人気作家・池井戸潤氏による小説が原作で、21.6億円の大ヒットを記録した。また、13年には東山紀之主演でNHKの土曜ドラマ枠で放送されている。
物語は、中堅電機メーカーで起こった不祥事に巻き込まれていく社員たちを描いている。きっかけは社内で起きたパワーハラスメント騒動だったが、そこに隠されたある謎が社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに。
出演者は萬斎をはじめ、これまで池井戸作品を支えた香川照之、片岡愛之助、及川光博らに加え、鹿賀丈史、橋爪功、役所広司、北大路欣也ら重厚かつ超豪華な俳優陣が脇を固める。
今回、この映画を放送するTBSの公式ホームページでも「超王道エンターテインメントが地上波ゴールデン放送!!」と紹介されているのだが、その中に一つの違和感があった。
「主人公の八角民夫(萬斎)が働く東京建電の親会社で、日本を代表する総合電機メーカー・ゼノックスの副社長・田部を演じている木下ほうかの名前が、TBSのHPにはなく、ネット上で話題になりました。やはり、ハラスメント問題を考慮したのかと思います」(テレビ誌ライター)
木下本人は、所属事務所からマネジメント契約を解消され、無期限活動休止を発表。4月スタートの「正直不動産」(NHK)は降板となった。「七つの会議」だけではなく、数々の人気作品に出演してきたバイプレーヤーだっただけに、今後も再放送などに影響がありそうだ。