この4月に職場や学校なで、新しい環境に移った人もいると思いますが、人間関係はよくしたいものですよね。そこで、良好な人間関係を築くコツを紹介していきましょう。
東海大学教授の錦戸典子さん編著「職場のメンタルヘルス対策 -Q&Aと相談事例-」(新日本法規出版刊)によれば、同じ職場で働いているとはいえ、1人ひとりの仕事に対する考え方、価値観は異なっているため、お互いにその違いを理解し尊重していくことで、良好な人間関係は築かれるそう。
相手を尊重しつつ、自分の主張もきちんとできるような人間関係を構築する際の有効なコミュニケーションスキルのひとつに、“アサーティブな表現方法”があり、これは、「人はみな、各々の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づいてなされた適切な自己主張のことをいうそうですよ。
また、自分視点から相手の行動や心理へ焦点を合わせるとよいのだとか。例えば、上司から怒られたら「なんでそんなことを言われなきゃいけないの」という自分視点ではなく、上司はなぜ怒ったのだろうという視点を持つということのようです。
相手を理解するほど、相手の行動に焦点を合わせやすくなるということもあります。「相手はどんな気持ちでどのような状態?」ということを一度自分に問いかけてみるのもよさそうですね。