木村拓哉が主演を務めるドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)に生徒役で出演しているのがKing&Princeの高橋海人。木村の陰に隠れてはいるが、実にいい味を出している。
木村が演じるのは、生きる希望を完全喪失している男・桐沢祥吾。桐沢が高校ボクシング部のコーチになったことをきっかけに再生していく青春群像劇だ。このドラマの中で高橋はボクシング部の部長・伊庭海斗を演じ、第4話ではインターハイ予選に臨み、ボクシング部のマネージャーとの恋物語も展開。リング上で告白するも振られるという役を演じた。
「第4話の視聴率こそ9.6%と振るいませんでしたが、SNSでは『#高橋海人』がトレンド入りし、告白するシーンでは『青春って感じがステキ』『伊庭くんかっこいいよ』などと盛り上がりを見せました。それにボクシングを練習しているシーンでも、リズム感はばっちり。もともとダンスで全国優勝するほどの実力があるだけに、格好良さが際立っていました」(テレビ局関係者)
昨年出演した「ドラゴン桜」(TBS系)と同様に、生徒役でしかも脇を固める立場の高橋だが、さる芸能関係者はこう評価する。
「同じキンプリでは平野紫耀や、永瀬廉は映画やドラマでも主役を張っていますが、高橋はそうではないというジャニーズの判断なのでしょう。2番手3番手というのは数字に影響されることなく、はまれば長く役者としてやっていけるポジションでもあります。高橋は『ドラゴン桜』や『未来への10カウント』を見るにつけ役者としての才能はあるように思います。そういう意味ではジャニーズの戦略は正解と言えますし、高橋はいいポジションを得たのではないでしょうか」
目指すはキラリと輝くバイプレーヤーといったところか。