お笑いタレントのバカリズムが5月22日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。芸能界デビュー間もない頃に所属事務所から大金を誤って振り込まれた経験を語った。
山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を誤って1人の住民に振り込んだ問題についてコメントを求められたバカリズムは、「19か20歳くらいの時に、事務所から間違って300万円振り込まれたことがある」と告白してMCの東野幸治を驚かせた。
バカリズムはその時の心境を「結構な金額。冷静に考えたら絶対に間違いなんですけど、ちょうどテレビにちらほら出始めた時期だったこともあって、一瞬舞い上がって、こんな芸能界ってチョロいんだと思った」と明かしてスタジオを爆笑させた。
思わぬ大金が振り込まれたバカリズムはどうしたのか。
「すぐ50万円おろして町田の大きなゲームセンターで使いまくったとぶっちゃけました。とはいえ、使った金額は3000円くらいだったそうですが。その時点で、やはりおかしいと思ったバカリズムさんは事務所に連絡し、誤送金が判明。自分が使ってしまった分も含めてすぐに返したそうです」(テレビ誌ライター)
こうした体験があるだけに、今回の山口県の事件については「やっぱり怖いってのが出てくる。よく使えるなっていう。その神経が凄いな」と驚きを見せたバカリズムに対し、ネットでは「使い込んだのがたった3000円ってのが、バカリズムさんの人柄のよさを表してるね」「バカリズムさんは正直者! 正直者が馬鹿を見る結果にならなかったね」「300万円使っちゃわなくてよかった。もし使ってたら今のバカリズムはいなかったな」などの意見が上がっている。
「300万円が間違いだとわかった時、バカリズムさんがホッとしたのかガッカリしたのかは不明ですが、バカリズムさんのその後の売れっぷり、そして、今回こうしてトークに使えるネタに昇華できたことを考えれば、ラッキーなエピソードだったのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
誤って大金を手にし、人生を狂わせる人間もいれば、そうでない人間もいるということなのだろう。
(石見剣)