“菅田義経”の最期にネット上で「チンギスハンになった説」が急浮上

 俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第20話が5月22日に放送され、菅田将暉演じる源義経の最期が描かれ大きな話題となっている。

 今回の大河ドラマは、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝(大泉洋)に見出され、やがて武家の頂点に上り詰めていく物語。第20話では、京を離れた義経が奥州へ。しかし、奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)はほどなく死去。頼朝は息子・藤原国衡(平山祐介)と泰衡(山本浩司)兄弟の仲の悪さにつけ込み、義経を討つように北条義時(小栗)に冷たく命じる。

「静御前の最期を知り、鎌倉への怒りを燃え上がらせる義経。しかし『この首で平泉が守れるなら、本望』と義時に語り、平泉を守りたい泰衡にみずから討たれる道を選び、その首が鎌倉へと送り届けられるという悲しい結末を迎えます。その首桶を前にただ1人、『九郎、九郎。すまぬ、九郎、九郎』と泣き叫ぶ頼朝。このシーンに、ネット上には『涙腺崩壊する』『なんでこんな再会しかできないのかよ』などのコメントが書き込まれました」(芸能ライター)

 しかし、義経が藤原泰衡に討たれる場面もなく、首実検するシーンもなかったことから、ネットでは義経生存説がまことしやかに流れている。

「義経が北海道から大陸に渡り、モンゴル帝国を築いた英雄・チンギスハンになったという伝説から『義経の最期に泣いたけど、北海道まで逃げたと思いたい。私には見えるよ、モンゴル平原を馬に乗って疾走する菅田義経が!』『もしかしたら、12月エンディングあたりに、モンゴル大草原で馬に跨り静御前と一緒にいるシーンが観られるかもしれないという期待』などの声が寄せられています。

 大河ドラマでは、2020年に放送された『麒麟がくる』の最終回で、羽柴秀吉軍に敗れた長谷川博己演じる明智光秀があたかも生きているかのようなエンディングが登場して、話題を呼びました」(女性誌記者)

 大河ファンからも高い評価を受けた“菅田義経”。ぜひ、スピンオフを期待したいところだ。

(窪田史朗)

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