俳優の木村拓哉が主演を務める『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が、さまざまな形でメディアをにぎわせている。
そもそもの発端は、第3話で関東地区の世帯視聴率が9.9%(ビデオリサーチ調べ)となり、木村が主演を務めるドラマとしては異例の1ケタ台に突入してしまったからだ。
「第3話以降は、テレビ朝日が各マスコミに頭を下げてドラマに関する記事の作成をお願いして回っていました。直接、関東地区の視聴率には関係ないですが、テレ朝は地方の系列局なども巻き込んでPR活動を行っていました。そのテコ入れのかいもあったのか、その後に視聴率は2ケタ台に回復したのです」(民放関係者)
そんな時に、「FRIDAYデジタル」が全9話として最終回を繰り上げ、ドラマとしてトータルの平均視聴率を2ケタになんとかしようと裏工作をする予定だと報じた。
これに怒ったのがテレビ朝日だったという。
「CMスポンサーの兼ね合いもあり猛抗議をしたようです。記事はYahoo!ニュースにも配信されて大きな話題となったのですが、すぐに削除されました。そもそもテレ朝としては当初から全9話の予定だったようです。視聴率が悪く打ち切りとしたと報道されたら、木村だけでなく「木10枠」のブランドも傷つくことになるのですぐに抗議したようです」(前出・民放関係者)
ドタバタ感がある「未来への10カウント」だが、全話通しての平均視聴率ケタを目指して、テレビ朝日もさらなるPRに余念がないという。
「生徒役で出演しているKing & Princeの高橋海人や山田杏奈、村上虹郎などはテレ朝の番組出演やPR活動に駆り出されるようです。また、最終回に向けては木村にも動いてもらう予定のようで。一気に盛り上げて全話での2ケタ死守を全社挙げてバックアップしていくつもりでいるようです」(スポーツ紙記者)
こんな状況でも、座長の木村は特に気にする様子はないという。
「視聴率が1ケタになったというニュースが出た時にも、本人はあまり気にしていなかったようです。いまさら視聴率が悪かったからと言って仕事が減るわけではないですし、どっしりと構えているとか。しかし、高橋などの若手に悪影響があるといけないからと現場を盛り上げているのだそうで、さすが天下のキムタクと評価が上がっているようです」(女性誌記者)
はたして、視聴率はさらに回復するのか。今後の展開に注目したい。
(渡邊伸明)