恋愛をするときって、相手の年齢が気になりませんか?
何歳か年が離れているくらいなら同い年のようなものですが、親子ほど年齢が離れているとコミュニケーションが難しくなってしまいますよね。でも、実にいい関係を築いているカップルもいるんです。年上のほうは「年上だから」と威張ったりしない。年下のほうは自分より長く生きている相手を敬う。それがうまくいくコツのようです。
年の差がある場合、理解し合うのが難しいのを前提としながら、十分に想像力を働かせたいですね。大事なのは、決して決めつけないでコミュニケーションを取ること。理解はできなくても相手を受け止める広い心を持つこと。そんな思いやりがあって、初めていい関係を築いていけるのかもしれません。
例えば、20代と50代では、さまざまなことが違うんですよね。遊びや生活の環境も、ジェンダー事情だってそうです。年齢差があると、育ってきた文化がまるで違うのです。国際結婚のようなものかもしれません。お互い知らないことだらけです。でも、知ろうとする気持ちがあれば大丈夫。知らないことは相手に聞けばいいんです。
「あなたが学生時代にはどんな曲が流行っていたの? 教えて」というようにです。実は、この“教えて”がポイント。こう言われるのが嫌な男性はほとんどいません。相手が年下でも同じこと。質問はあなたと相手との距離を縮めるよいツールです。もちろん、結婚してもこれは有効な方法です。
無口な人でも、本当は自分の体験を知って欲しいし分かって欲しい。「彼はあまり話さないから……」と思わずに、いろいろ質問してみてくださいね。年の差恋愛が、断然いい方向に向かいますよ。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。