俳優の綾瀬はるかが6月5日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)の対談企画「インタビュアー林修」にゲスト出演した。
実は芸能界入りも演じることにも、さほど興味がなかったという綾瀬は「世界の中心で、愛をさけぶ」の作品を知り「初めてやりたいと思った」のだが、緊張からかオーディションではブルブル震えていたという。しかし、当時の脚本家・森下佳子氏は、その緊張感から“演じたい”という気持ちが伝わったのだとか。
その後、綾瀬は森下脚本の「白夜行」「JIN‐仁‐」「わたしを離さないで」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」(全てTBS系)に出演。ヒット作を生み出してきたのは周知の通りだ。
また、福島県会津出身で同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描いた大河ドラマ「八重の桜」(NHK)で、主人公を演じた綾瀬は「会津まつり」のパレードに例年参加している。会津若松市の観光商工部の江川忠さんは、普段は温厚な綾瀬が激怒したことがあると暴露。それはある時のパレードで、行程も時間も決まっているため切り上げようとすると「まだ、お客さんがいる」と激怒。それでも行けない旨を伝えると「エガちゃんはひどい!」と叱られたそうだ。
「綾瀬は、広島出身で祖母の姉を原爆で亡くしています。また、戦後を生き抜いた祖母をとても尊敬しています。だからこそ、年配者に対する思いやりが強いのでしょう。『八重の桜』は東日本大震災の東北復興支援を目的ともしていました。原発事故で苦しむ福島の人々に対する思いも強いのだと思います」(女性誌記者)
綾瀬の熱い思いは、福島の人々を温かい気持ちにさせていることだろう。