菅原小春と「最初に結ばれた日」を「あさイチ」で詳細に明かした夫・黒田大輔の「スルメのように味わい深い魅力」
かつて公共放送のNHKで、ここまで包み隠さず「結ばれた日」について語ったことがある芸能人はいただろうか。
12月19日放送の「あさイチ」の人気コーナー「プレミアムトーク」に出演したダンサーで女優の菅原小春。今年5月に結婚した14歳年上の黒田大輔がVTR出演し、2人が結婚に至った経緯を明かした。ちなみに黒田の名前を聞いても顔が思い浮かばない人は、放送中の深夜ドラマ「シナントロープ」(テレビ東京系)で第3話までバーガーショップ「シナントロープ」のオーナーだった加藤を演じていた役者と言えばおわかりだろうか。もしくは配信ドラマ「極悪女王」(Netflix)で “松永3兄弟”、村上淳の弟で斎藤工の兄である次男・松永国松を演じていた役者と言ったほうがわかりやすいだろうか。
2021年春に上演予定だったミュージカル「消えちゃう病とタイムバンカー」で知り合った2人。コロナ禍の影響でミュージカル公演は中止となり、菅原はコロナに罹患。偶然、菅原の近所に住んでいた黒田は、ウーバーイーツの配達員のように「じゃあサバ缶を買ってきて」「じゃあ納豆」などとリクエストされた物を、菅原の部屋のドア前に運んでいたそうだ。黒田は「その時のラブラブエピソードみたいなのがあって」と切り出し、「自分で言ってる」と照れ笑いしながら、菅原が「今年の花見はできないんだな。かわいそうだな」と思ったといい、「納豆のパックの四隅に爪楊枝で穴を開けて、そこに桜の花を(1輪ずつ)刺して、それで喜ぶかなと思って」持参したことがあったと明かした。
この「お花見納豆」は、2021年3月25日付で菅原が自身の公式インスタグラムで写真を公開しているので、気になった人は見ることができる。
「お花見納豆」をきっかけに、療養期間終了直前まで「ずっとテレビ電話をしてた」と黒田。特に会話をすることもなく、お互いにゴロゴロしていたそうだが、ある晩、深夜0時になり「あれ?もう12時を過ぎたっていうことは、人と会ってもいいってことか」と療養期間とされていた2週間が過ぎたことに気付いた菅原。そこで「じゃあ黒田さんちに行こうかな」というと、黒田は「『いや、オレが行く』って言って、そのまま結ばれた」と明かしたのだ。
VTRで黒田は「最初に結ばれたエピソードを言ってめっちゃ(スタッフに)褒められた。こんないい取材対象者はいないって」と同じVTRにも出演していた菅原に報告。菅原が「全部ベラベラしゃべるから?隠すもの何にもないもんね」と笑っていたが、このあけすけな感じが耐えられない人もいるだろうなと、つい、元カレと言われていた人の顔を思い出してしまった。
VTRではディレクターから「次の質問が、“小春さんの一番の魅力について”」と聞かれた黒田が「わかんねぇな」とつぶやくと、菅原は「わかれよ!そこはわかれよ!」とツッコミを入れていたが、続けて黒田から「難しいよね。1個、言葉にしちゃうと他が抜け落ちる気がして」と名言が転がり出てきた。「“正直なとこだ”とか言うと、“違う!正直じゃないヤンチャなところも魅力だ”とか」と考えながら、「根っこの部分は似てるのかなって思うところもあるけど、生活の面では全然違う。だから『ヤッター!』って感じです。自分の人生と彼女の人生と、2倍楽しんでるみたいな感じです」と、さらなる名言が飛び出してきた。まさにスルメのように味わい深い魅力を発揮した黒田だが、“おたがい自分に合った「いい人」が見つかったんだな”と、朝からしみじみした気持ちになった。どうか、末永くお幸せに。
(森山いま)
