女優の米倉涼子の“脱地上波”が進んでいることを6月14日発売の女性誌「女性自身」が報じた。
同誌によると米倉は現在、配信ドラマの撮影中。制作関係者の証言によると、終わったらすぐに渡米して11月にニューヨークで行われるミュージカル『CHICAGO』の稽古に入るという。今の米倉はなにかと制約の多い地上波ドラマより、舞台や配信ドラマに大きな魅力を感じているのだとか。そのためか、米倉の代表作であるドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の新シリーズは今秋の放送はなし。今後は同ドラマの名物プロデューサーが今年5月に取締役に昇進したため、ご祝儀代わりとして単発ドラマなら出る可能性はあるが、連続ドラマは難しいのではと推測している。
「21年に放送された同ドラマの第7シリーズは全話の平均視聴率が世帯16.5%、個人全体9.7%でした。これは21年の全民放連続ドラマの中で1位だったのですが、初回の19.0%以降、これを超えることはなく、ついにシリーズ初の20%の大台に乗らなかったこと、第7話でシリーズ最低の14.9%を出してしまったことなどもあって、打ち切り説がささやかれていました。
しかし、20年に米倉が所属事務所から独立した時も『ドクターX』は打ち切り報道が出ていましたが、結果的に放送されていますし、そもそも第5シリーズ以降は2年ごとの制作ペースになっています。そう考えると、第8シリーズがあるとすれば来年放送される可能性があります。視聴率が多少落ちつつあるとしてもほかのドラマと比較すれば依然高水準をキープしています。今年は米倉にとって配信ドラマと舞台の年なだけかもしれません」(芸能記者)
ネットでは《配信のほうがお金かかってて面白い》《個人事務所だから自由にできるね》など納得の声が上がっているが一方で《今年、放送ならば時事ネタは何かとワクワクしていたのに》《あきらさん(岸部一徳)と蛭間さん(西田敏行)がお元気なうちにドクターXを観たい》など惜しむ声もあった。
来年はドラマのファンの期待に応えられるだろうか。
(柏原廉)