「紅白」“正面突破”出場のキンプリが狩野英孝“50TA”との強力タッグで駆け上る「さらなる高み」
King & Princeがクリスマスイブの12月24日に、7thアルバム「STARRING」をリリースした。通称・キンプリは永瀬廉と高橋海人のデュオだが、18年のデビュー時は岩橋玄樹、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太を加えた6人体制だった。しかし、体調不良で休業した岩橋が脱退して、ジャニーズ事務所(現、STARTO ENTERTAINMENT)も退所。現在はソロで活動する。平野と岸と神宮寺も23年に退所して、現在はかつての事務所の先輩である滝沢秀明が興した芸能事務所・TOBEに所属。Number_iとして活動する。最新アルバムは6人体制の時代から通算したカウントで、2人になってからは3枚目だ。
最新アルバムには、水野良樹(いきものがかり)、小原綾斗(Tempalay)ほか、多くの一流ミュージシャンが楽曲を提供しているが、そんな中、お笑いタレントの狩野英孝こと50TA(フィフティーエー)が手掛けた楽曲も収録されている。12月13日に放送された「ロンドンハーツSP~50TAに超人気者から楽曲提供オファーが!!」(テレビ朝日系)がきっかけだった。
そもそも50TAとは、2009年に同番組のどっきり企画から誕生した狩野のミュージシャンキャラ。瓢箪から駒のように、テレ朝の全面バックアップでコンサートを開催、音楽フェスの大舞台にも立ってきた。
そんな50TA(狩野)が、「年末にデビュー予定のバーチャルアイドル・“KPDY”への楽曲提供依頼」を受けたとして番組演出家たちに呼び出され、その場で即興ソング「希望の丘」を作詞・作曲。「希望の丘」の初お披露目のステージに登場したのが、キンプリだった…というのが13日の「ロンドンハーツSP」の内容だった。ちなみに、KPDYは、「King & Prince Da Y」oの意味だったとか。キンプリが「差し上げます!」と歌えば、観客が「頂きます!」と手振りと一緒に送るレスポンスは抜群の一体感。12月26日に生放送された「ミュージックステーション SUPER LIVE 2025」(テレ朝系)では、3人が一夜限りの「希望の丘」生披露を行った。
「キンプリは、大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)に6回目の出場をはたします。元メンバーとなったNumber_iと、昨年に続いて顔を合わせる格好です。STARTO社からは今月6日に、SixTONESが“追加出演”することが発表されましたが、キンプリは事務所で唯一の“正面突破”。この勲章は称えられるべきです」(テレビ誌の記者)
来年1月から3月まで、4大ドームツアー「King & Prince STARRING DOME TOUR 2026」を開催。DOMOTO(KinKi Kids改め)がSTARTO社とエージェント契約になったため、2人組でドーム公演ができるのはキンプリだけとなった。“コミカルソングの異才”50TAも味方につけて、来年はさらなる高みに駆け上がっていきそうだ。
(北村ともこ)
