上司から、自慢話をさんざん聞かされて「いい加減うんざり……」と思っていませんか? でも、考え方を変えれば、上司の自慢話を“自分の得”に変えることができるんです! また、自慢話をなくすための対処法もあわせて紹介していきましょう。
■後ろ盾を得るチャンスに
作家の向谷匡史さんと漫画家の山口正人さんの共著「10秒で立場が逆転する心理交渉術」(実業之日本社刊)によれば、上司が自慢話をしたときは、出世の足がかりにすることが重要なんだとか。
上司の自慢話を“聞かされている”と思っているからストレスになるというのです。実はその自慢って、部下に対するハッパ。「俺のようにやってみろ!」というけしかけなんだそう。だから、上司の自慢話は絶好のチャンス。ただ聞いているのではなく、うまく合いの手を入れてさりげなく仕事の後押しを求めるのがいいそうですよ。
■褒めてあげるだけで自慢話は減る
NPO学習学協会代表理事である本間正人さんの著書「厄介な上司を使いこなす50の処方箋」(PHP研究所刊)によれば、上司は自分への褒め言葉が足りないと、これでもかと自慢話を語り出すのだとか。そのため、しっかり話を聞いて、上司を褒めてあげれば自慢話も減るそうです。「なんで私が……」とも思いますが、これで煩わしさから解放されるなら、試してみてもいいかもしれませんね。
■コストを意識させれば自慢話は減る
前出の本間さんは、例えばゴルフの自慢話が始まったときには「今度、コースに連れて行ってください」と言えば、「その自慢話はお金がかかりますよ」と上司に知らしめることができると述べています。結果、もう自慢話はしなくなるかもしれませんね。
上司の自慢話にうんざりしているなら、ぜひ参考にしてくださいね。