食品のパッケージに「甘さ控えめ」と書かれているのを目にすることがよくありますが、これはどのような意味でどの程度の“甘さ”なのでしょうか?
実は、栄養改善法という法律にのっとって表示されている栄養表示基準により、「糖分控えめ」「糖類控えめ」「低糖」などの“糖類が低い”ことを示す表現は、明確な基準が定められています。
具体的には、食品なら100g当たり糖分含有量5g以下、飲料なら100ml当たり2.5g以下の場合にのみ表示が許されています。ちなみに、「無糖」「ノンシュガー」は、食品なら100g当たり糖分含有量0.5g未満、飲料なら100ml当たり0.5g未満です。
しかし、「甘さ控えめ」「ほどよい甘さ」「甘さスッキリ」などという表示は、法律にのっとった栄養表示ではありません。これはメーカー独自の表現なので、糖質何gなどの規定はないのです。
これらの表示がある食品や飲料が気になるなら、糖質がどのくらい含まれているのか、成分表などでよくチェックしてくださいね。