6月30日に最終回を迎えた「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で400年以上続く由緒ある名家である深山家の次男・健太を演じた松下洸平。
由緒はあっても家族の絆が見つからなかった健太は、大学時代に一人暮らしを始めて大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘・佐都(土屋太鳳)と出会い、「普通の家族」を一緒に築きたいと思いプロポーズ。家を守るために誰かが傷つき犠牲になることや、親族同士のいさかいをなくすために、佐都と一緒に革命を起こそうと言葉では言うものの、いつも肝心なことは佐都まかせ。佐都が窮地に立たされた時にそばにいたことはなく、挙句の果てに最終話前の第10話では記憶喪失になり、佐都に向かって「誰ですか?」とトンチンカンな発言まで。そのためネット上には「健太がまったく佐都を守ってくれない」「最終的に深山家を改革できたのは佐都1人の手柄」「最後まで健太のよさがわからなかった」といった声があがっている。さらには「自分のことを松下洸平のファンだと思ってたけど、『最愛』の大ちゃんファンだったことを気づかされた」という声も少なくないのだ。
「昨年10月期放送の大ヒットドラマ『最愛』(TBS系)で松下が演じた、吉高由里子演じるヒロインの梨央を愚直に愛し続けた通称・大ちゃんこと刑事・宮崎大輝という役柄がとても素晴らしかったことから、松下ファンが急増。ファンが期待していた次回作がこの『やんごとなき一族』だったんです。多くのファンは大ちゃん以上のステキなキャラを期待していましたが、健太のキャラには初回から疑問視する声が。そして最終回では『松下のファンではなく大ちゃんのファンだったんだ』と、冷静に考える人を急増させる結果を招いてしまったようです」(女性誌記者)
松下には早く「大ちゃん」を超えるキャラを演じてほしいものだ。