「なんだか考えることが多過ぎて少しも心が休まらない……」と感じたら、何も考えずに寝たいものですよね。でも、そうはいかないことも多いですから、次のような方法で思考をシンプルにし、不安や問題をクリアにするとよいですよ。
■“ながら”行動をしない
食事をしながらテレビを見る、スマホで情報収集しながら夕食の献立を考えるなどの“ながら”行動は、心を疲弊させる原因となり得ます。目の前のひとつに集中して、それを終えてから次のひとつへと切り替えるように意識することで、思考がシンプルになり、ていねいに考えることができます。
■悩みや決めるべきことを書き出してみる
考えることが多過ぎて……と感じたら、「考えるべきことは何で、どのくらいあるのか」を“見える化”しましょう。書き出してみたら意外と少ないと気付いたり、数は少ないけれどひとつ決断するためにはさまざまな判断が必要なことが分かったりすることもあります。何が大変なのかを突き止めることで、解決へのアプローチをしやすくなりますよ。
■明日以降でいいことは考えない
決断が必要なことや悩みを見える化し、それぞれの事案をていねいに考えることができるようになると、いますぐに考えるべきことと明日以降でも問題ないことに分けられるようになります。いま考える必要はないと判断したことは忘れないようにメモしておき、頭から切り離しましょう。思考の渋滞が緩和し、視野も広がります。
いま考えるべきことだけに集中することで、クリアしていく実感も得られます。ひとつのことを考える時間をいつもよりたっぷり取れる贅沢時間を楽しむつもりで、実践してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)