歌手の工藤静香が7月19日放送の「ポップUP!」での単独インタビューで、子育てに対する考え方についてコメントした。
工藤は、とりわけ食育には熱意を注いできたと説明。「自分の子なんですけど、自分のモノではないので。預かってるので、命を。だから、ちゃんと気をつけなきゃなっていうのが凄くあって。子供たちが20歳になるまでは、本当に一生懸命やらせていただくというか。彼女たちの命じゃないですか。だから、(栄養の)バランスとかも小さい時から凄く考えてました」という。
また、子育てに励む中で、幼少期から娘たちに伝えてきたことは「人への感謝を忘れないこと」。そして、工藤が「娘たちにやらせたことは過去に一つしかない」とし、それは「水泳」だと明かした。
工藤と木村は夫婦でサーフィンの趣味を楽しむことが多く、「何かの時に泳げないと困ると思ったので、水泳だけはやってもらって。あとはいいよ、ってやめてもらいました」と説明。仕事や進路について工藤から何かを勧めるようなことはなく、「私がやらせたことは一切ないですね。彼女たちの人生なので、私はただサポートできれば幸せです」と語った。
「この工藤の子育てには、ネット上で『自分がどんなに素晴らしい親かをアピールし過ぎ』『10代の子が自分から、ブランドのアンバサダーしたいとか映画の主演したいとか声優の仕事したいとか言うだけで仕事が寄ってくるわけない』などの指摘も見られましたが、『感謝の思いを忘れない』との教えがしっかりと娘たちに伝わっていることがわかるエピソードがあります。
今年2月に映画『牛首村』で晴れて女優デビューを飾ったKoki,は、プロモーションを兼ねて3月1日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)に共演者らとゲスト出演しました。その際、『ホテルとかに泊まりに行った時に、家族全員そのお部屋から出る時に“お部屋さん、ありがとうございました”って言うのが決まり事になってて』と木村家の変わったルールを説明。『牛首村』の撮影で訪れた富山県のホテルでも『お部屋さん、ありがとうございました』と頭を下げてから退室したといいます。
Koki,は、『子どもの時からそういう風に教わってたんですか?』と聞かれると、『教わってたというよりは、子どもの頃から両親が言っていたので、それをずっと聞いてたんです』と答えていました」(テレビ誌ライター)
人だけでなく、世話になったモノに対する感謝も忘れないKoki,の素直な姿勢は、両親の熱心な教育の賜物だと言えるだろう。
(木村慎吾)