2ちゃんねる開設者で実業家の“ひろゆき”こと西村博之氏が7月18日、自身のツイッターを更新。自身の名前で出している書籍についての感想を引用する形でゴーストライターの存在を明らかにした。
ひろゆき氏は「ひろゆきの『プログラマーは世界をどう見ているのか』面白いわ。実際にメモ帳にぽちぽち打ちながら、ブラウザで確認。思い通りに動いて、ホーっと感心するの繰り返し。超初心者でも分かる様に作ってるし、なにより考え方自体の応用を提示してくれてる」というツイートを引用しつつ、該当図書を販売しているアマゾンのリンクも添えて「ゴーストライターさん優秀」とツイート。自身の名前で出している書籍がゴーストライターによるものだと認めた形となった。
ネット上では、《漫画の「原案」みたいな感じかな?》《それでも「著者」になるんだね。変なの。「著者」は「書物を書きあらわした人」なのに》など驚きの声のほかに、《そんなこと知ってるよ。喋ったことを編集してもらってるんだよね》《ゴーストライター説とか暗黙すぎやろw》《松本伊代と同じ》など周知の事実として捉えていた声も多かった。
「ひろゆきは以前から自身の名前で出している書籍についてゴーストライターの存在を明かしており、『あとがきしか書いてない』と明かしたこともあります。近年では『あとがきすら書いてない』とも公言。
ゴーストライターの存在が近年では一般にも知れ渡っていますが、かつてはタブー視されていました。有名な騒動がタレントの松本伊代による『うっかりカミングアウト事件』です。松本は1984年、自著『伊予の女子大生まるモテ講座』の宣伝で深夜番組『オールナイトフジ』(フジテレビ系)に出演。そこでうっかり『私も今日初めてこれを見たんで、私もよく読んでないんだけど』と発言してしまいました。
その結果、出演者だった片岡鶴太郎から『自分で書いた本なのにまだ読んでないとはどういうこと?』とツッコまれ、『いいじゃん、そんなの何だって!』と逆ギレし、放送後はマネージャーに『すごく怒られた』そうです。しかし、この騒動は伝説のやらかし事件となり、現在でもたびたびバラエティでこすられるほど松本のトークの鉄板ネタになっています」(芸能記者)
ゴーストライターに寛容な時代ということか。
(柏原廉)