高級ブランドアイテムに囲まれた現在の暮らしぶりとは大違い? 元AKB48で実業家の川崎希が幼少期の極貧生活を明かした。
自身がプロデュースするアパレルブランドが若い女性から好評で、年商数億円の敏腕実業家として活躍する川崎。SNSやブログでは日々のゴージャスな生活の様子を発信しているが、2歳の頃に両親が離婚した影響もあり、壮絶な半生を経験している。
7月31日放送の「週刊さんまとマツコ」(TBS系)にゲスト出演した川崎は、「産まれた時はおくるみが新聞紙だった。ボロボロのアパートに住んでいて、シングルマザーでお金もなかったし、お父さんは全然働いてないので。養育費も1回もくれなかった」と告白。空腹時にはヒマワリの種を食べていた、とも。
母親が動物好きだったため、自宅には犬やハムスター用のエサはあったが、「私のご飯はない」とのことで、「ハムスターのエサを食べたり、犬用のジャーキーを食べたり。あと、犬用のおやつを私が頂く時もちょっとあって」と川崎。ほかにも、空腹を満たすための策略として「小学生になると、給食あるじゃないですか。昼はそれで満たされるけど、夜ご飯がうちはないので、友達の家に行くしかない。ちょっと長く居座ると、ご飯を出してくれる家があるんですよ。こうやってご飯を食べられるんだって覚えたら、味をしめちゃって。それで友達の家で夜ご飯を食べようと思って、転々といろんな友達の家を食べ歩いてたんです」と振り返った。
しかし「ご飯を普通にもらうだけでは悪いから」と、友人の母親を“その気にさせる”人身掌握術があったという。「『○○ちゃんのお母さんのご飯が今まで食べた中でいちばん美味しい! ありがとうございます!』って言って。自分の家の子供って、お母さんのご飯を美味しいって言わないし、お母さんって普段褒めてもらえない。だから褒めるとお母さんノリノリになって、『希ちゃん、またおいで』ってなるんです」と、料理の味を絶賛することで各家庭の懐に入っていたようだ。
「そうした環境下で生きたことにより、川崎には『その子の髪質や靴の汚れ具合とかを見て、この子の家はお金あるだろうなっていう嗅覚が身についたんですよ』と友人の家のおおよその稼ぎ具合を当てる特殊スキルがあったと豪語。その能力で『まずはいちばんお金あるところからいっちゃいます』と夕食をご馳走してもらう家を吟味していたといいます。
ほかにも、『お腹が空くとツツジとかを食べてました』などといった貧乏エピソードや独自のサバイバル術が明かされ、ネット上では『のんちゃん、面白いな』『子供の頃からの前向きなマインドが素敵』『幼少期、たくましすぎるわ(笑)』『そのガッツが素晴らしい』などの反応が聞こえ、好印象を抱く人も多かったですね」(テレビ誌ライター)
2017年11月放送の「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)では、そうした過去があったことで「お金持ちになりたいと思っていろいろと頑張れたから、生まれた時は貧乏でよかったのかも」とポジティブに語っていた。
なお、川崎の4歳の長男は好物がフカヒレで、高級中華レストランの「フカヒレそば」をこよなく愛するという。極貧時代を生き抜いたタフでやり手な母親のおかげで、夫のアレクを含め、家族は優雅な暮らしぶりを満喫できているようだ。
(木村慎吾)