「室内のモノを減らして整理整頓を心がけているのに、なぜかごちゃついた印象になってしまう……」と悩んでいませんか?
部屋全体の印象はモノの量だけでなく、それぞれの色や大きさ、配置によって大きく変わります。次のような工夫を取り入れて、どのように変わるか楽しんでみてはいかがでしょうか。
■色味を統一する
部屋の中にさまざまな色があると、モノが整理整頓されていてもごちゃっとした印象になりがちです。室内の家具やカーペット、ラグなどを3色程度の近い色で揃えるようにすると、色味が統一されてスッキリ感・まとまり感を出しやすくなります。基本的な色を統一しておけば、アクセントにお気に入りの別の色の家具を置いて楽しむことも可能です。どこもかしこもさまざまな色という状態を防ぐことで、統一感を出すことができるのです。
■大き過ぎる家具を置かない
ソファーやタンスなど、大きな家具がその部屋の面積を占めてしまうと、圧迫感によって窮屈な印象になりがちです。ソファーを小ぶりのものにしたり、棚はロータイプのもので統一したりすると、部屋の壁のほとんどが見える状態になり、明るさや解放感を演出しやすくなりますよ。
■なるべく大きな平面をスッキリさせる
キッチンのカウンターテーブルの上やダイニングテーブルの上、棚の上など、面積の大きな平面にできるだけモノを置かないようにすることで、スッキリとした印象にまとめやすくなります。同じモノの量でも、全ての場所に均等に配置するよりメリハリをつけてモノを収納する部分と全くない部分とに分けたほうが、ごちゃつき感を回避しやすくなります。
色が統一されているかモノが置かれていないスッキリとしたスペースが大きく広がっているかどうかで、部屋の印象は大きく変わります。まずは、いまあるモノの移動でどこまで変わるかを楽しんで、今後の作戦を立ててはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)