過去にはいろいろあった2人だが、円満を続けられるのは「負けるが勝ち」のポリシーがあるからだという。お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功の妻でタレントの小川菜摘が8月8日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演し、夫婦ゲンカ後のスムーズな対処法を明かした。
まだダウンタウンとしての全国的なブレイクを迎える以前の1989年に浜田と結婚した小川。33年目を迎えるに至った夫婦生活の中では揉め事もあったというが、ストレスを蓄積させない独自のコツとして「自分に非がなくても謝る」という「負けるが勝ち」のスタンスを守っていると説明した。
自分に非があろうがなかろうが、小川は迅速に謝罪するそうで、その理由を「不穏な空気で何時間もいるのってイヤ。険悪な感じでご飯とか食べたくないから、“私は悪くないんだけどなぁ”と思っても“ごめんね!”って言うと、向こうも自分が悪いのがわかっているから“ああ、こっちもごめんね”って絶対に言う」として、浜田の反省を促す目的もあるようだ。
相手からの謝罪の言葉を引き出すと“よっしゃ!勝った!”との心境になるといい、「早く仲直りしたほうがいい。どうせどっかで仲直りするんだから」と語った。
これを聞いたタレント・坂下千里子は、夫婦ゲンカ後になかなか自分から「ごめんなさい」を言い出すことができないとのこと。小川は「“ごめんね!”って言ってるけど、思ってはないよ。“お前が悪いよ!”って思ってるけど、仲直りした後に自分だけ高いチョコレート食べたりして(気を紛らわせる)。いいじゃん、そうやって解消すれば」と、必ずしも言葉と本音が一致しているわけではないという。
「小川は昨年8月放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)でも、良好な夫婦関係を維持するための秘訣として、どんなに腹が立っていても、子どもの前では浜田の悪口を言うことは絶対にしないと説明。『だから私、今だにケンカしないもん、絶対。あの子たちの前では』と語っていました。ブログの中でも浜田のことは“親びん”と呼称するなど、リスペクトの思いや愛情があることが伝わります。
ケンカの際にも、まずは自分が先に折れることで迅速な仲直りに持っていくという“浜田転がし”の方法に、世間からは『小川菜摘さんは優しいだけじゃなく、二手三手先のことを考えられる人なんでしょうね』『大人だ。賢い。身近な家族には大切。やっぱりこの人しっかりしてる』などの声が寄せられています」(テレビ誌ライター)
2014年に不貞報道があった浜田だが、その際も小川は即座に自身のブログから「私共の記事でお騒がせしております」と書き出し、「(主人は)猛省しております」「彼は羽目を外し過ぎ、伸ばし過ぎた羽根を、家族にバキバキに折られ、その羽根をそっと畳み、意気消沈ゴリラになっています」などと説明。この立ち回りが、結果的に浜田のタレント生命を救い、世間からも好印象となっていた。
やはり、小川は浜田を一枚も二枚も上回る存在なのかもしれない。
(木村慎吾)