「ちむどんどん」感動のタイトル回収のはずが「ヒネリがない」視聴者は厳しい声

 女優・黒島結菜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第95話が8月19日に放送。“タイトル回収”回となったのだが‥‥。

 この週の放送でヒロイン・暢子は幼なじみの和彦(宮沢氷魚)と結婚し、新婚生活をスタートさせたばかり。さらにレストラン「アッラ・フォンターナ」から独立し、沖縄料理店の開店準備を始めることに。しかし、兄・賢秀(竜星涼)がマルチ商法詐欺に騙されたことで、その解決のために開業資金を失ってしまう。結果的に、姉の良子(川口春奈)が家族の海外旅行のために貯めていたお金を暢子に援助したことで開業のメドがつく‥‥というのが8月18日放送までの内容だった。

 8月19日の放送は無事、店舗物件を借りられたところからスタート。和彦とともに物件を訪れた暢子は、「どうするかね。ちむどんどんが止まらないさ!」と喜びを隠せない様子だったが、和彦から「オーナー、浮かれてる場合じゃありません。お店の名前、いつお決めになるんですか?」とたずねられる。すると暢子は店舗を見回したあとしばらく考え、「ちむどんどん」とひと言。和彦が「ちむどんどん? お店の名前が?」と問うと暢子はうなずき、和彦も「うん、いいと思う」と同意。暢子は「決まり! ちむどんどん!」と宣言したところでオープニングに移るという流れだった。

 しかし、ネット上ではめでたく“タイトル回収”となった店名について、《店名に悩んでるという描写がこれまでになく、突然湧いて出て、わずか1分ほどで決定。店名は予想通りではあるのですが、もう少し演出考えてもいいんじゃないでしょうか》《店名は考える気さえ起こさせないほどの既定路線で、なんの感慨もわかなかった》《もう回収しちゃうんですね。ひと捻りほしかったです》など厳しい声が続出した。

「同ドラマは毎回放送後にSNSで『#ちむどんどん反省会』というハッシュタグが付けられダメ出しがなされるほど、もはやどんな展開でもツッコミや批判が起きる状態となっています。

 この日の放送では和彦が賢秀を助け出すためにマルチ商法の会社に乗り込んだことが勤務する新聞社に知られ、退社せざるを得ない事態になってしまう様子も描かれました。その際、暢子が和彦とともに会社を訪れ和彦の上司・田良島(山中崇)にお詫びとして箱入りの菓子折りを差し出す場面に、暢子が和彦の母に初めて会ったとき袋入りのサーターアンダギーを差し出したことを引き合いに出してネットでは《なんでサーターアンダギーじゃないの?》といったツッコミも相次ぎました。店名が『ちむどんどん』でなければ、それはそれでツッコミが起きていたのでしょうが」(芸能記者)

 もはやどんな展開でもツッコミや批判が途切れることはなさそうだ。

(柏原廉)

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