ご都合主義な展開、感情移入できるどころか「どうかしている」メインキャラクター達のとんちんかんな言動、後出しジャンケンのように次から次へと出てくる「知らなかったキャラクターたちの過去背景」等々、視聴者をどんどん置き去りにして視聴意欲を萎えさせているNHK朝ドラ「ちむどんどん」。ところが、同ドラマの制作チームが社内表彰を受けたというのだ。
黒島結菜演じるヒロイン・暢子の姉・良子(川口春奈)の夫・博夫を演じている山田裕貴が8月16日にツイッターへと投稿した写真には1枚の表彰状が。「ちむどんどん」制作チームが「デジタルセンター長特賞」を同局のメディア総局から贈られたというのだ。
この日の投稿タイトルは「ちむどん」。山田は《すご、どん!!!だわ》とだけ綴っている。表彰状には、QRコードを画面に掲載するなど「ドラマでは初の試みを数多く行い」、番組ホームページの閲覧数や同局の番組視聴アプリ「NHKプラス」の利用者数の増加に貢献したことを称える言葉などが書かれている。
「ネット上では『ここまで見るに堪えないドラマを制作しておいて何が表彰だよ!』『私達の受信料をムダ遣いしないで』『ツイッターの#ちむどんどん反省会を読んで少しは反省して』など怒りの声が相次いでいるようです。一部のメディアでは『ちむどんどん反省会』の意味を取り違え、『われわれが教えてやるから反省しろという傲慢さがある』などと記事になっていますが、この場合の『反省会』とは、同じような感覚を持つ身内意識のある者同士が感想を述べ合うといった意味。合コン終了後に出席者同士が感想を述べ合うようなもので、『反省しろ』なんていう上から目線の傲慢さは皆無です」(女性誌記者)
過去にもツイッター上には「半分白目」「なちゅぞら」「萎エール」「おかえり牡蠣」といったタグを付け、呟く人々は発生していた。「ちむどんどん反省会」が群を抜いて呟く人が多い理由は、NHK側が考えなければいけないことだろう。