収納スペースがスッキリしてコーディネートに悩む時間を削減でき、本当に好きな服を何度も着ることができる“ミニマルな生活”に憧れていませんか? でも、実際に断捨離をして少ない服で暮らしてみると、悪い面もみえてきます。そこで、次のようなことを知っておくと、ご自身が目指したいミニマルのあり方がみえてくるかもしれませんよ。
■服が傷みやすい
当たり前ですが、たくさんの服を着回していくよりも少ない服を着回していく方が、1つの服を着る回数が多くなって汚れやダメージを受けやすくなります。惹かれる服に出合う度に買うようなことはなくなっても、いまある服が着られなくなる前に買い替える必要はありますので、定期的に手持ちの服を入れ替える必要が出てきます。
■コーディネートに飽きる
本当にお気に入りの服だけを残したとしても、頻繁に着れば飽きやすくなります。服が傷み始めたことで新しい服を求めるだけでなく、いま着ている服に飽きたことで、「服を買いたい」「入れ替えたい」という欲求が出てくる可能性も十分にあります。
■服のケアに手間がかかる
おしゃれ着を毎日着るとなれば、洗濯も毎日のように必要になりますから、選んだ服の種類によってはそれまでよりケアに時間や手間がかかる可能性があります。
デメリットが分かっていれば、対策を考えれば問題なく続けることができます。「頻繁に買い替えるのは嫌」「コーディネートに飽きたくない」と思う場合は、手持ちの服の数を調整すればよいだけのこと。管理やケアに時間をかけたくない場合は、生地やお手入れ方法を吟味して手持ちの服をチョイスすればOKです。
自分にとってどんな服がどれだけあれば心地よく過ごせるかを考えて、心地よいミニマルを目指してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)