今年もあと2カ月あまりとなり、KinKi Kidsのデビュー25周年アニバーサリー企画ももうすぐ終わりを迎える。
「25」にちなんで、企業のテレビCMに「25円」の契約料で出演する大盤振る舞い。当選企業の16社は、不正がないように堂本剛と堂本光一がYouTubeで発表し、2人の出身地である関西では知らぬ者がいない「蓬莱の551の豚まん」や、剛の出身地である奈良県で有名な「天然大和温泉 奈良健康ランド 奈良プラザホテル」を引き当てた。
そもそも剛は“当ててしまう”体質だ。ドラマ撮影に追われていた頃、怪奇現象に遭っているのも光一ではなく剛だった。
人前に出ることが苦手で、繊細すぎる性格ゆえ、環境の変化を強いられた10代には過換気症候群やパニック障害を発症した剛。38歳からはストレスで、左耳の突発性難聴と付きあうように。病の理由はいずれも判明しているが、怪奇体験の原因は不明のままだ。
ある日、ドラマ撮影で旅館に泊まることになると、部屋に入った瞬間に、「なんか嫌やなぁ。でも、しゃあないな」と淀んだ空気を感じたという。しかし、次の撮影開始までおよそ5時間。「寝たら朝」と割り切って、シャワールームの明かりをつけて扉を開けて、光を入れたまま就寝した。
疲れていたため、すぐに入眠できたが、深夜にふと目が覚めると、空いている左のベッドとの間をめがけて、上から何かがストンと下りてきた。明らかに人の気配だった。怖くて目玉だけを移動させると、シャワールームの扉がバタンと閉まったという。
「いったん寝たあとに起きると、壁一面に無数の手形が付いていたそうです。恐ろしいのは、部屋を出て関係者を呼びに行き、戻ってきた時にはもう手形がなかったというのです」(アイドル誌ライター)
現在、後輩の相葉雅紀主演の映画「“それ”がいる森」が公開中だが、剛にとっての“それ”はいったい何だったのか。答えが明らかになる日はこないだろう。
(北村ともこ)