Creepy NutsのDJ松永が11月7日に自身のツイッターアカウントを更新。同6日に早稲田大学学園祭で発した言葉について謝罪した。
その日、Creepy Nutsは学生団体「AGESTOCK」が主催した同大学でのライブに出演したが、公演中に「スーフリ事件」を揶揄するような発言があったとして大きな物議を醸していた。
「スーフリ事件」とは、1998年から2003年まで、同大学のイベントサークル「スーパーフリー」のメンバーが女子学生に常習的におこなってきた集団性加害事件を指す。14人の逮捕者と、100名以上の被害者を出したとされる凶悪犯罪だが、松永はライブを主催した「AGESTOCK」を“名前が変わっただけのスーフリだろ?”とイジったうえで、同事件の主犯格の名前を出すなど、不適切な言葉として波紋を呼ぶことに。
7日、松永はツイッターで自らの悪ノリを「申し訳ございません」と謝罪し、「配慮の無さと、考えの至らなさに深く反省しております」「二度とこのようなことが無いよう、肝に銘じます」などと綴った。
松永が「スーフリ事件」に言及したのはこれが初めてではなく、一部報道によれば、19年にも同大学の学園祭で「面白おかしく話していた」とのことで、半ば「持ちネタ」のようにもなっていたというのだ。
「東京都知事選の真っ只中だった20年6月には、ラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、当時トランスヒューマニスト党の党首で、都知事に立候補していた後藤輝樹氏の名前を連発。これが公職選挙法に抵触するリスクをはらんだため、パーソナリティの菅田将暉が謝罪したこともありました。ラジオや講演、学園祭などでは普段以上にギリギリなトークを楽しむことはよくありますが、松永の場合、多くの性犯罪被害者を出した凶悪事件への複数回に及ぶ言及とあって、ネットには『言っていいこととダメなことの区別もできないのか』『笑いにできる事件じゃない』などの批判が集まっています」(テレビ誌ライター)
今年9月放送「ゴッドタン」(テレビ東京系)では、松永の失言癖により、ニッポン放送が「NGワードリスト」を作成したこともあると暴露されていた。当の本人でさえこれまでの“やらかし“を「俺も覚えてないくらい、何回かあって」と笑いながら振り返っており、今後の発言には注意したいところだ。
(木村慎吾)