大晦日に放送される「第73回NHK紅白歌合戦」で、女優の篠原涼子、歌手の工藤静香の出場が話題になっている。
今年は紅組、白組合わせて42組、特別企画の1組の出場が決定。初出場は10組となった。篠原は28年ぶり2回目。工藤は24年ぶり9回目。篠原は来年発売のゲーム「ストリートファイター6」の日本版イメージソングでありセルフカバーとなる「恋しさとせつなさと心強さと 2023」を今年9月に発表し注目された。1994年の紅白に続いて今回も同曲を歌うと見られる。工藤は今年ソロデビュー35周年を迎え、初のセルフカバーアルバム「感受」を発売。夏には全国ツアーも行い、9月には「SONGS」(NHK)にも出演していた。同番組では長女でフルート奏者のCocomiともテレビ初共演を果たしており、紅白でも母娘共演が期待されているという。
しかし、ネットでは《今年活躍した人が選ばれるのが妥当だと思うが》《オリジナルをリアルタイムで聞いていた1人としてはリアレンジ版でずっといい歌になったと思う。でもなぁ、紅白に出るに値するかっていうと正直、それはないと》《今年の紅白は思い切り懐メロ特集にしようという意図なんでしょうかね》《私は工藤静香が好きだけど、もっと適格な方がいるだろうに》など、辛辣な声が続出している。
「今年、歌手として目立った活躍をしていない篠原、工藤の存在が浮いてしまったのは、松田聖子や中森明菜の名前がなかったことも大きいでしょう。松田聖子は昨年12月に愛娘の神田沙也加さんが急逝したため直前で紅白を辞退。今年の復活に期待が寄せられていました。中森は今年デビュー40周年で新事務所を設立。ツイッターで再始動を宣言しましたが、前事務所とのトラブルを報じられ、紅白までに解決するか注目されていました。しかし、どちらも交渉はうまくいかなかったと思われます。実現していれば、篠原、工藤とともに80~90年代を彩った女性歌手たちの競演となったでしょうね」(芸能記者)
NHKサイドは今回の発表の際に未発表アーティストについて引き続き交渉していく可能性はあると発言。松田、中森が追加で発表されれば篠原、工藤も少しは気が楽になるかもしれない?
(柏原廉)