12月11日放送の第9話が10分拡大版の最終回とアナウンスされた山崎賢人主演の日曜劇場「アトムの童」(TBS系)に大ブーイングが起きている。
12月4日放送の第8話では、「アトムの童」の技術を取り返すために、宿敵・興津晃彦(オダギリジョー)が経営する「SAGASU」のもとでゲーム開発をしていた那由他(山崎)だったが、宮沢沙織(麻生祐未)の経営する「宮沢ファミリーオフィス」により「SAGASU」が買収の危機にさらされる。「SAGASU」の経営存続を賭けた株主総会で、那由他は新作ゲームのプレゼンをする予定だったが、その直前で興津が警察に連行されてしまうというストーリーが描かれた。
「以前から『もっとゲーム業界の裏側を描いてほしい』『那由他や興津のキャラクターを掘り下げて人間ドラマを見せてほしい』と、薄っぺらいストーリーに苦言を呈す視聴者が大勢いましたが、第8話は番組公式ホームページに書いてあるあらすじ以上の深みや感情の機微はまったくなく、ただ事象が次々と起きただけ。ネット上には『歴史ある「日曜劇場」の劣化が甚だしい』『俳優たちの無駄遣い』『次回が最終回って不評だから打ち切り?』など、怒りややるせなさがないまぜになったような声が相次いでいます」(女性誌記者)
どちらの会社が買収した、されたといったことがストーリーのメインになっている「アトムの童」。ゲーム業界ではなく銀行が舞台のドラマだったらここまで落胆されなかっただろうが、新しいジャンルにチャレンジし切れないのは“半沢直樹の呪縛”のせい?