登録者数199万人を持つ人気YouTubeチャンネル・もちまる日記がまたしても炎上騒ぎとなっている。
同チャンネルは、スコティッシュフォールドのもちまると、飼い主のほのぼのとした動画が話題となり、YouTubeで最も視聴された猫としてギネス記録に認定されたことも。
しかし、2021年には友人から預かったというヒヨコと対面させる動画が危険だとして炎上、さらに今年11月には、もちまるを観覧車に乗せた動画で再び批判が殺到していた。
そして、12月3日に投稿された動画にも、疑問の声が寄せられているという。
「この日は、もちまるの弟であるむぎまるを飼い主から預かり、動物病院で去勢手術を受けさせた様子が映し出されていたんです。最初は大人しくしていたものの、注射を嫌がるむぎまるの姿に視聴者からは、『むぎくんもふもふで可愛い』という声もある一方で、『代理の人が病院に行かせるってどういうこと?飼い主本人はなぜいないの?』『猫を飼っている人なら病院で撮影なんて普通しない』というコメントが上がっていました」(YouTubeライター)
さらに、この動画を見た獣医がツイッター上で、
《動物病院での治療は「エンタメ」ではありません。病院では動物は「何をされるか分からない不安」と常に戦っています。そんな時にご家族がすべきことは「カメラを回す」ことではなく「優しく声をかける」ことです。ましてそれを面白おかしくSNSのネタにすることは治療する獣医師として許し難いです》
と、厳しい意見を投稿したため、今もネット上でさまざまな批判コメントが飛び交う事態となっている。
「動物を主役にしたチャンネルは、再生数が稼げて参入しやすいため、たくさんの動物たちが動画のネタとなっていますが、視聴者を引き込むために過激な企画を行うYouTuberも少なくありません。今後は動物を出演させた動画について規制をもうける必要がありそうですね」(前出・YouTubeライター)
とはいえ、可愛らしいもちまるの姿に癒され、動画を待ち望んでいる視聴者も多い。飼い主には、動物たちにとって負担にならない動画作りを心がけてもらいたいものだ。
(佐藤ちひろ)