相次ぐ“回転寿司テロ”が早くも悪影響をもたらしている。
キッカケとなったのは、大手回転寿司チェーン店「はま寿司」を襲った迷惑行為動画だった。そこには、ほかの客が注文した握り寿司にわさびを乗せる様子が収められており、はま寿司側は1月25日に被害届を提出。続けて、「スシロー」では若者が指を舐め、その指でレーンに流れる寿司をベタベタと触ると、卓上にある醤油ボトルの口を舐め回す行為が動画で拡散された。
とりわけ大きな経済的ダメージが伝えられたのはスシローで、不衛生極まりないイタズラ動画が拡散され始めた1月30日から31日にかけて、その株価の時価総額が約160~170億円も下落したという。
これを受け、実業家の“青汁王子”こと三崎憂太氏は、「スシローペロペロ事件のいちばんの被害者は株主だよ」とツイート。また、動画の拡散に伴い、様々なメディアや情報番組がスシローのイタズラ動画を取り上げると、SNS上では「今日行ってみたら、店内はガラガラ」「夜の7時、見たことないくらいスシローガラガラやねんけど!」「昨日の夕方のスシロー、ガラガラ。店員さんが“予約が1件も入ってない オープン以来初めてなんです”って言ってた」などのコメントとともに、スシロー店内の閑散とした風景がアップされている。
「スシローを展開する株式会社あきんどは、公式サイトで『迷惑行為を行った当事者と保護者から連絡があり、謝罪を受けました』としつつ、『引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります』と発表しました。しかし、ネット上では『回転寿司のやつ気持ち悪すぎる』『娘も好きでよく行くけど、もう行きたくない』『申し訳ないが、しばらくはスシローに行く気になれません』など拒否反応を示す人も少なくなく、飲食店としては非常に大きなダメージを受けていると言えますね」(週刊誌記者)
もはや、当事者の謝罪では済まないレベルに達しているようだ。
(木村慎吾)