自分の心と向き合う機会として、また、書く力の育成や言葉のインプット・アウトプットの機会として役立つ「日記」。我が子にもたっぷり経験して欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。とはいえ、「書いていいよ」と日記帳を渡すだけではなかなか進みません。そんな場合にオススメしたい、子どもが日記を書きやすくなるサポート方法を紹介していきましょう。
■家族で一緒に取り組む
いままで取り組んだことのない物事に向き合うには、強い意志が必要です。まったく日記を書く習慣のない子に、急に「毎日書きなさい」と伝えてもなかなか行動に移せませんから、“複数人で一緒に楽しむ”のがよいでしょう。取り組む時間帯を決め、今日はどんなことがあったのか楽しくおしゃべりをしながら、親も一緒に日記習慣を楽しみましょう。
■一言日記からスタートする
最初から、自分の気持ちや考えを上手に書けなくてもOKです。まずは今日あったことだけでも、1行だけでも、その日の自分を言葉に残すことができればよしという気持ちで取り組むと、ハードルが高くなり過ぎず、気軽に取り組めます。毎日書くことが習慣になってきたところで、書き方や内容にフォーカスしていくとよいでしょう。
■交換日記を楽しむ
自分のために書くことは面倒でも、誰かに読んでもらうためなら頑張ることができます。例えば、交換日記を楽しんで、お互いにその日の出来事や気持ちを伝え合うのもよいでしょう。交換日記のよいところは、親の日記を書き方の見本として子どもに伝えることができるところです。「何を書こうか迷ったらママの日記を参考にしてね!」と伝えると、取り組みやすくなるかもしれません。
書くことも、気持ちの整理や発散も、日々の積み重ねで上達していきます。みんなで日記を楽しんで、成長のためのツールにしていってくださいね。
(Nao Kiyota)