子どもが「お金」について真剣に考えたり使い方の経験値を増やしたりする時間を家庭内で確保したいと感じたら、家族での“遊び”の中に組み込むのがひとつの方法です。次のような遊びで、楽しみながらマネー教育を行ってみてはいかがでしょうか。
■レジ作り・お買い物ごっこ
子どもたちにとって身近なお金のやりとりといえば、買い物ですよね。親御さんと一緒に買い物に出かけることが多い場合はとくに、「レジを触ってみたい!」「お店屋さんになってみたい!」と興味を抱きやすいです。空き箱や使わない電卓などを素材にレジを自作すれば、自宅でも“お買い物ごっこ”を楽しみやすくなります。オモチャのお金を用意して臨場感を出すのもオススメです。
■スゴロク作り
紙にクネクネと線路のように道を書き、マス目を作ってスタートとゴールを設置すれば、スゴロクの完成です。マス目には、人生ゲームのイメージでお金をもらえたり払ったりするお題を設定しましょう。仕事をしてお金を稼いだり、投資で増やしたり、たくさん買い物をしてお金が減ってしまったりと、設定次第でできるやりとりやレベルを調整しやすいため、小さな子から小学生まで楽しめますよ。
■絵本や漫画、アプリゲーム
“お金とは何か”について説明している絵本や漫画は、お金について知るのにうってつけの素材です。最近では、知るだけでなく実際に操作したり運用したりできるゲームも豊富にありますから、子どもの理解度や興味に応じて一緒に楽しんでみましょう。
遊びなら失敗も大歓迎! やって欲しくないことや気を付けたいことなどを、疑似体験しながら伝えることができるところも魅力のひとつです。親がお金について真剣に考える機会にもなりますから、ぜひ一緒に楽しんでみてくださいね。
(Nao Kiyota)