運動不足や姿勢の悪さは筋肉を硬くする原因となります。筋肉が硬くこわばると、可動域が狭まって運動機能が低下するだけでなく、日常生活や体質に次のような悪影響を及ぼす可能性があります。ぜひチェックしておきましょう。
■ケガをしやすくなる
筋肉がこわばってスムーズに体を動かせなくなると、いままで楽しめていた運動で思いがけないケガをしてしまうことも。可動域が広くスムーズに動かせることは、スポーツだけでなく日常の運動でも重要なことですから、筋肉をほぐしてやわらかい状態を保つことが大切です。
■冷えやむくみ、凝りに悩まされやすくなる
筋肉のこわばりは体液循環の停滞にもつながります。血液やリンパ液の流れが滞ると、体内が冷えてむくみやすくなります。また、疲労や老廃物も蓄積されやすくなり、肩や首の凝り、腰痛などを引き起こしやすくなります。
■太りやすくなる
筋肉のこわばりによって血流が滞ると全身に効率よく栄養素が行き届かないため、基礎代謝が低下しやすく太りやすい体質になってしまいます。また、筋肉の働きが弱まることでよい姿勢が保ちにくくなるため、ボディラインも崩れやすくなります。
これらのトラブルを防ぐには、筋肉を柔軟に整えることが重要です。ゆったりしたストレッチやラジオ体操のような動的ストレッチなどで、ぜひ筋肉の緊張をほぐしてください。全身を大きく動かすストレッチで血流が促進されると、むくみや凝りも改善させやすく、すっきりとした気持ちで体調を整えていくことができますよ。
(Nao Kiyota)