体内の働きを活性化して代謝を高めるには、食事で栄養バランスを整えることが重要です。つまり、痩せやすい体質に整えるためには食べないのではなく、“食べること”が不可欠だということ。次のように食べ方を工夫して、エネルギーを効率よく消費できる体質に変えていきましょう。
■必要量はしっかり食べる
「いくら食べても太らないように、お腹が空いても我慢して1日1食しか食べない」というような方法では、むしろ太ってしまう可能性があります。栄養不足が続けば体は食事からできるだけたくさんの栄養素を吸収して溜め込もうとしますし、飢餓状態で多量の食事を取れば血糖値が急上昇して体脂肪を増やしやすくなるからです。食べても太らない体質作りは、日々必要な栄養素をバランスよく摂取することで実現します。我慢するのではなく、必要なタイミングで必要量を取りましょう。
■食べる順は副菜や主菜から。よく噛んで食べる
同じ食事を取るのなら、ご飯やパン、麺類などの主食よりも、食物繊維の豊富な野菜の副菜や肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などのたんぱく質が豊富な主菜を先に食べるのがオススメです。血糖値の急上昇を防ぎ、食事の満足感を高めやすくなります。そして、ゆっくりよく噛んで味わうことも満足感アップのコツ。食べ過ぎを防ぐのに役立ちますよ。
■間食を上手に取り入れる
「次の食事までは時間があるけれど、なんだか小腹が空いてしまった……!」というときに安心して食べられるものがあると、ストレスによるドカ食いを防ぎやすくなります。スナック菓子やスイーツではなく、おにぎりやチーズ、フルーツ、ナッツ類などを選んで、その後の食事で調節するとよいでしょう。飲み物では、ホットミルクやラテ、ココアなど、満足感を得やすいものを選んで少しずつ飲むのがオススメです。
安心して食事ができるようになると、日々をエネルギッシュに過ごすことができ、筋トレや運動も楽しみやすくなります。毎日の食事サイクルでダイエットの好循環を生み出し、理想の体を実現させてくださいね。
(Nao Kiyota)