3月は別れの季節。そして4月は出会いの季節。遠距離恋愛になってしまったあなた、なりそうなあなた。「ピンチ!」と感じてはいませんか? 確かに、遠距離より近距離のほうが恋愛は成就しやすいかもしれません。でも、遠距離になってしまったものはしょうがない! どうやって続けていくかを考えてみましょう。
まずは、マメに連絡を取ること。かといって、束縛はしないというのが鉄則です。このあたりの加減が、相手のタイプによって違うので難しいですよね。
嫉妬心強めの男性が相手なら、安心してもらえるように工夫をしましょう。そのためには、あなたの行動をある程度伝えておくほうがうまくいきます。こういう男性は、離れていることが人一倍不安なはず。決して悪気があるわけではないでしょうが、ついあなたの行動を詮索したくなるかもしれません。そうなる前に、あなたのほうから安心させてあげるといいです。
逆に、アクティブで束縛を嫌う相手なら、従順な女性には飽きてしまうでしょう。飽きられないためには、遠距離がちょうどいい恋愛装置になるのかも!? ですから、あなたの日々の暮らしぶりはあまり伝えないほうがベターです。行動に少し“謎”をちらつかせるほうが、相手の気持ちをひきつけるかもしれません。
また、相手がどんなタイプでも、とにかく疑わないことが大事です。うまく連絡が取れないからって、「何してたの?」「なんで1日も連絡なかったの?」などとLINEなどで尋ねるのは絶対にNGです。離れている分、相手の表情はつかめないし想像しにくい。なので、言葉がネガティブだと、ネガティブな気持ちにさせてしまうのです。遠距離ですから、なおさら気を付けたいですね。
お互いの顔を見る時間も意識的につくりましょう。なかなか会えないときは、オンライン機能を使って“リアルに会ってる感”を時々味わってください。これなら、会えない気持ちはずいぶん解消できると思いますよ。
そして、ふたりの間で「いつまで遠距離恋愛?」ということを話し合うのもオススメです。どちらかが仕事などの環境を変えない限り、遠距離は続きます。そこを話し合い、人生設計をする必要があります。住む場所を歩み寄れそうなら、結婚の可能性もありますね。変えられないなら、ふたりなりの心地いい付き合い方を考えていきましょう。
遠距離恋愛は、お互いを見極めるいいチャンスなのかもしれません。そして、本当に愛し合っていれば、遠距離恋愛でも成就するはずなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。