2月22日、大動脈解離のため66歳で亡くなった笑福亭笑瓶さんの告別式の席で、どうやら小さなドラマがあったようだ。
3月16日深夜放送の「きらきらアフロ」(テレビ東京系)は、2月27日が収録日で、この日はまさに笑瓶さんの告別式があった日。告別式で弔辞を読んだ笑福亭鶴瓶は番組冒頭「そんな人(弔辞を読んだばかりの鶴瓶自身)が、明るい声でしゃべっているのも不思議な話やで」と苦笑していたが、その後、鶴瓶の弔辞を思い出した共演者の松嶋尚美が涙をこぼすひと幕も。
また、笑瓶さんの死に装束がラッパーのようなヒップホップ系の衣装だったことなど、告別式をさまざまな角度から明るく話す2人が芸人らしく笑いを誘ったため、放送中からツイッター上には視聴者からの「鶴瓶さんも松嶋さんも、やっぱり凄い人やな」「2人が明るく話せば話すほど泣ける。笑瓶さんのご冥福を心よりお祈りします」「悲しいはずの話をおもしろくする、さすがや」といった称賛の声が続出。松嶋に至っては、焼香の仕方を鶴瓶の息子である駿河太郎から「これ、どうやってやんの?」と質問されたと明かし、鶴瓶から、「ウチの息子、もう40なんぼや。お前に焼香の仕方聞いたなんてカットせえ!」とたしなめられることに。
さらに松嶋は、自身の順番になって焼香台の前に立つと、抹香が遠い位置にあったため手を伸ばそうとすると、「横から背の高いかっこいい人が来て『それじゃない。向こうのやつに火、つけて横向きに置くねん』て。ささやき声で」と助っ人に救われたことを告白。松嶋が「紳士だった」と感動したその人は、何と東野幸治だったそうだ。
「現在44歳の駿河が焼香の仕方を知らなかったことより、“白い悪魔”“日本一心のない司会者”などと呼ばれている東野が、紳士的でカッコよかったと松嶋に表現されたことに驚きです」(女性誌記者)
いざという時にその人の本質が表れるというが、東野の本質は実に常識的で思いやり深いのかも?