タレントのマツコ・デラックスが3月21日放送の冠番組「マツコの知らない世界」(TBS系)で、意外な職歴を明かした。
この日の番組のテーマは「バスツアーの世界」。100人を超えるバスガイドを束ねるカリスマバスガイドと、2万人のファンクラブ会員がいる添乗員が登場した。
するとマツコは「私ね、昔バスガイドやってたことがあって…って言うと語弊があるけど」と切り出し、過去に渋谷と新宿と新木場にあるクラブを結ぶバスでバスガイドをしていたと告白。しかも、タレントのミッツ・マングローブと一緒に制服を着てバスガイドをやっていたといい、「六本木の交差点の上を首都高で通る時に、ミッツさんは“六本木純情派”歌って、私は“六本木心中”歌ってたのよ」と当時を思い出ししみじみとした口調で明かしたのだ。
今やバラエティで引っ張りだこのマツコだが、ブレイク前は様々なバイトをしていたようだ。
「2015年に放送された番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)で、千葉県習志野市にある大型リサイクル店を訪れたんですが、ここでマツコは『ザウスってあったの覚えてる?あそこでバイトしてたの』とカミングアウト。隣の船橋市にあった『ザウス』は一年中スキーができると一世を風靡した室内人工スキー場でしたが、2002年に閉鎖したので、それ以前にマツコはそこでアルバイトをしていたわけです」(エンタメ誌ライター)
また、同じ15年放送の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレ朝系)では、コンビニの店員をやっていたことも告白。客が買った商品をレンジにかけたら、その客がイジワルで「温めすぎ」と怒られたり、バイトの先輩が店内で突然野球を始めたりすることもあったというエピソードを披露した。その上で「いい思い出になるよ。楽しかったね」と回顧。歯に衣着せぬ軽快なトークと博識ぶりが人気のマツコだが、その能力は、下積み時代の豊富なバイト経験によっても培われたに違いない。
(窪田史朗)