3月25日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)に出演した俳優・仲野太賀が意外な発言をしたことが反響を呼んでいる。
仲野といえば、俳優・中野英雄の次男であることはよく知られている。そして父の中野は、何と言っても、1992年放送のドラマ「愛という名のもとに」(フジテレビ系)で、勤務先の会社の上司から壮絶なイジメを受け、フィリピン人の飲食店勤務女性にだまされていることに気付かず入れあげ、しまいには自死するという通称「チョロ」こと倉田篤役が印象深い。
ところがこの日の放送で仲野は、「初めて(父親が出演している作品を)ちゃんと見たのは『アウトレイジ』ですね」と発言。さらに「そもそも『愛という名のもとに』を見てないんですよね」と告白。
これには番組MCの加藤浩次、島崎和歌子が仰天。加藤は「(ドラマに出演していた)唐沢寿明さんも江口洋介さんも(印象に)残ってますけど、チョロが強烈に残ってますよ!」、島崎は「永遠のチョロです!」と、「チョロ」という鮮烈なキャラを演じた父親の演技を見ていない仲野に驚きの声をあげた。
それに対し仲野は「見たいなと思いつつも、こそばゆいというか、(自身と)芝居似てたらイヤだなとか、ちょっと恥ずかしいんですよね」と説明。さらに「愛という名のもとに」が父親にとって大切な作品であることは理解しているとした上で、「ヒストリーが自分の中で分厚すぎて、観てしまうと、普段の開けていない扉が開いちゃうような気がして、それで見られないんです」と明かしたのだ。
「ネット上には仲野が明かした気持ちに対し『何となくわかる。だって父親がチョロだってわかっちゃうのがイヤで、2019年まで苗字のない“太賀”って芸名だったんだよね?』『こういう些細だけど大事にしたい気持ちを大切にする人だから、仲野太賀はいい演技ができるんだろうな』など、仲野の気持ちに寄りそう声があがっています」(女性誌記者)
4月14日から上演される劇団「大人計画」の舞台「ウーマンリブ」シリーズvol.15「もうがまんできない」では、お笑いコンビ「ずっと待ってるズ」のツッコミ担当を演じるという。俳優として成長した仲野の演技に期待しかない。