ダウンタウンの看板番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)3月29日放送回の内容がネット上で物議を醸している。
この日の放送は「幼稚園でのかくれんぼ、隠れた友達が全く見つからず見つかるのは見ず知らずの子どもばかりだったら幼稚園児でもさすがに恐怖感じる説」を検証。子どもを対象にしたドッキリなだけに、ゲストからも「怖い」など不安の声が上がっていた。
「実際にドッキリを受けた幼稚園児たちは“見知らぬ”お友だちを見つけると真顔で逃げたり、無言で立ち去るなど困惑した様子でした。ネタばらしをされてもドッキリの意味が理解できていないようでもありました」(テレビ誌記者)
結局、この「説」の検証結果は「幼稚園児も“見て見ぬフリ”をする」だったが、VTRが終わると浜田雅功は「これは悪いわ」とツッコみ、松本は「ここ(番組)のスタッフだったら(園児たちに)ネタバラシしないと思った」と、軽いボケで笑いを誘っていた。
ところが、ネット上の視聴者からは「幼稚園児にやらせたらあかん」「頭が混乱して気持ちもざわついて、この日の晩は怖い夢見ただろうな」「子供にトラウマ植え付けそう」など検証すること自体を疑問視する声が続出したのである。
「『水ダウ』のタブー破りは恒例ですが、今回は子ども相手のドッキリ企画とあって批判的な声が上がったようです。折しも3月24日に『スッキリ』(日本テレビ系)での『ペンギン池落下騒動』が炎上したばかり。この時は取材を受けた動物園が抗議しただけでなく、日本動物園水族館協会までもが番組制作のあり方を疑問視する声明を発表しています。『水ダウ』に、子どものメンタルに関わる団体などからクレームが入る可能性がないとは言い切れませんよ」(芸能記者)
物議を醸すぐらいまでにギリギリの線を狙うのが水ダウの持ち味のようだが、スタッフたちもしばらくはドキドキしているのかもしれない。
(柏原廉)