4月からスマホの決済アプリなどで給与を受け取ることができる「デジタル給与」が解禁された。企業が銀行の口座を介することなく、「○○ペイ」や「d払い」などの決済アプリや電子マネーを利用して給与を振り込むことが可能になり、給与を受け取る者にとっては利便性が上がることは確実だろう。
そんな「デジタル給与解禁」のニュースを伝えた3月31日放送の「news every.」(日本テレビ系)で興味深いやり取りが展開された。同番組でサブキャスターを務める市來玲奈アナが「私は“なんとかペイ”をしていないんですが」と声をあげたのだ。
「市來アナは元乃木坂46メンバーの中では“デジタルネイティブ”と呼ばれる1996年生まれの現在27歳。デジタル決済を上手に使いこなしていそうですが、意外にも未経験者とは驚きでした。番組では『4月からデジタル決済にしなければいけない』ということではないとの説明を受け、ホッと安心したような表情を見せた市來アナがとても印象的でした」(テレビ誌ライター)
日本のキャッシュレス決済の普及率は30%程度と言われており、この数字は世界各国と比べるとかなり低い。市來アナのように「なんとかペイ」をしたことがない人も少なくないと思われるこの状況で、デジタル給与払いは果たして定着するのだろうか。