4月は一斉に入学シーズン。連日、大学の入学式が各地で行われている。新大学生が集うSNSなどでは「春から○○大学」と題したスレで、友人探しも盛んになり、まさに夢と期待で一杯の様子。もちろん、一抹の不安もうかがえる。
「ネット上では、他県から出てきて一人暮らしを始める学生が友人ができるかどうか、『陰キャ』だけど入学する大学の明るい雰囲気に馴染めるかなど”新入学あるある”をつぶやいていますね。中でも毎年よく聞かれるのが、浪人して入ったけどバカにされないか、現役の年下クンたちとうまくやれるかといった年齢に関する不安の声。ただ、そうした投稿には必ずと言っていいほど『自分は2浪だったけど全然大丈夫でしたよ』『大学は同学年ならタメで呼ぶのが当たり前だから問題ないです』『言わなきゃ何歳かわからないしw』などと、不安を払拭するコメントであふれるのが常ですね」(週刊誌ライター)
ところが、そんな大学生活の常識をひっくり返すようなコメントを人気YouTuberがしてしまったことで物議になっている。
「チャンネル登録者数410万人超のYouTuberグループ『コムドット』の『やまと』です。上智大学に指定校推薦で入学したということでも知られていますが、そのやまとが4月3日に更新した自身のツイッターで上智大学を退学したことを報告したんです」(ネットライター)
退学の理由についてはコムドットのYouTubeチャンネルの4月2日付動画で明かしたところでは、コムドットの活動が忙しくなり、勉強に充てる時間がなくなったということのようだ。が、今回炎上してしまったのは、その動画で口にした、年下“同級生”とのやり取りだった。
やまとは、「大学のオンライン授業出た時にゼミみたいので(他の学生が)めちゃくちゃタメ口で『名前何ていうの?』とか聞かれた時に、めちゃめちゃカチンときちゃって。しょうがないことなんだけど、礼儀がなってないなと」「一応、(留年して)2個上だったから、オレ。『もうちょっと鈴木(やまとの本名の姓)くんもしゃべってよ』とか言われた時に『なんじゃお前は。オレがしゃべってるの見たいなら動画見ろクソが』と思ってしまった自分がイヤになり、そこから休学とかいろいろした」と、吐露したのだ。
「今回は動画用のネタとして強めの言葉を使っていたのかもしれません。ただ、この時期にタメ口で話してくる年下同級生を『クソ』呼ばわりするというのは、全国の大学生たちもあ然としたことでしょう」(前出・週刊誌ライター)
SNS上では「人間がちっちゃすぎる」「気分が悪くなった」など、批判が殺到。さらには、「新大学生の皆さん、やまとみたいな思い上がった人間はそうそういませんから」とフォローする人たちも続出している。
「まあ、そう思っても黙っておけばいいわけですが、こうして登録者数が数百万人もいるYouTubeで、公に発言してしまっては批判されても仕方ないでしょう。とにかく自己顕示欲や特権意識が強いという印象ですね」(前出・週刊誌ライター)
退学届けを出す以前に、心も立場も、大学生にはそぐわない存在になっていたということかもしれない。
(山田ここ)