今回は、人気シリーズの最新作、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の主演を務める木村拓哉さんについて占ってみたいと思います。木村さん主演作は数あれど、「教場」での役は異色のキャラクター。ドラマの展開も気になるところですが、木村さんはどう演じるのでしょうか。今回の鑑定では、そんな木村さんの内面を、より深く掘り下げていきます。今回も使用するのは、ホロスコープ(出生時の星座の配置図)です。
木村さんと言えば、これまでいろいろなタイプの役を演じてきましたよね。胸がスカッとするヒーローから、ちょっと陰のある男までさまざまです。そんな木村さんですが、もしかすると今回のドラマ『教場0』で演じるのは、素の木村さんに近いキャラクターかもしれません。というのも、木村さんの太陽が蠍座、月が水瓶座に配置されているからです。太陽は、西洋占星術上、最も重要な星であると同時に、その人の性格や生き方、人生を象徴するもの。その太陽が配置されているのは、深い洞察力を備え、無口ながらタフで強靭な精神を持つとされている蠍座です。また、蠍座はどこか陰があり、クセの強い人が多いとも言われています。さらに、ただそこにいるだけで人を惹きつけてしまう、強烈な存在感と個性の持ち主。つまり、カリスマ性があるんですね。
一方、感情やライフスタイル、好みなどを表す月が配置されているのは、水瓶座。水瓶座というと、合理的な考え方をもち、理屈に合わないことは断固拒否するタイプです。たとえそれが世間一般で「常識」とされていても、「これは合理的でない」と思ったら、決して従おうとはしないでしょう。そう、水瓶座の判断基準は、常識や慣習などにとらわれない、理性と合理精神なのです。
そういう性質を内包している木村さんにとって、「教場」シリーズの主人公である、冷徹で最恐の教官、風間公親はまさに適役だといえるでしょう。もしかすると木村さんご本人も、「自分と似ている」ということで、自然体で演じているかもしれませんよ。
また、美意識を表す金星が、天秤座というのもポイント。天秤座は「周囲からどう見られているか」に対して非常に敏感です。常に「カッコいい自分」「最高の自分」をアピールしたいという願望をもっているでしょう。そのため、木村さんはこの風間公親という人物を演じるにあたり、世間の期待を絶対に裏切らないようにしよう、最高のパフォーマンスを見せようと決意したのではないでしょうか。
ドラマ「教場0」、そして風間公親という役は、木村さんの最大の代表作、当たり役になるかもしれませんね。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。