日々のシャンプーやトリートメントの扱い方、入浴後の髪の乾かし方によっては、知らず知らずのうちに髪を傷めてしまうことがあります。ダメージヘアを防ぐためには、次のようなケアがオススメですよ。
■シャンプー前に予洗いをする
予洗いとは、シャンプーをする前にお湯のみで頭皮や髪を洗い流すこと。髪と頭皮を濡らし、手指の腹で頭皮を優しくマッサージするようにしてすすぐと、付着している皮脂や汚れの大半を落とすことができます。また、洗い残しを防ぎやすく、シャンプーの泡立ちもよくなるため、頭皮や髪への負担を軽減させることにつながります。
■トリートメント剤はしっかりと流す
予洗いやシャンプーで汚れをしっかり落としても、シャンプー剤やトリートメント剤が頭皮や髪に残ったままの状態にしてしまっては、頭皮環境が乱れてトラブルの元になってしまいます。トリートメントはとくに念入りに流さないと落としにくいので、ヌルヌルが取れてしっとりした状態になっていることを髪全体に触れて確かめるようにしましょう。
■タオルドライはやさしく行う
タオルドライも、髪を傷めてしまう原因のひとつです。強い力で行うと、摩擦で髪の表面を傷めやすくなります。水分をよく吸収するタオルを使用して、短時間で済ませましょう。優しくタオルを押し当てるようにして、頭皮から水分を拭き取ります。髪はタオルで包んで両手で抑え、こすらないように拭き取りましょう。タオルドライは数分で終え、すぐにドライヤーなどで乾かします。
洗い方や乾かし方を工夫して髪の健康を保つことで、オイルや洗い流さないトリートメント剤、スタイリング剤などでのケアも効果が出やすくなりますよ。髪はその人の印象を左右する重要なポイントでもありますから、スキンケアと同様にこだわってみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)