みなさんは「無性に結婚したくなる」ときってありませんか? それってどんなときでしょうか。実は、“人はツラい出来事を経験すると結婚したくなる”という傾向があるんです。でも、その感情に身をゆだねて結婚してしまっても大丈夫なのでしょうか?
■ツラいことがあると結婚したくなる理由とは?
あるデータによると、アメリカ同時多発テロ事件の後は婚姻数が大幅に伸びたそうです。これは、誰かと一緒にいたいという“親和欲求”が大きくなるからです。もともと、人は誰かと繋がっていたいという欲求を持っています。この気持ちが強くなるのが、強いストレスを感じたときや不安が大きくなったときなのです。
■そんなときに結婚しても大丈夫なの?
では、このような欲求のために誰かと結婚したいと思い、その感情のままに結婚をしても大丈夫なのでしょうか? 彼と結婚しても問題ないかを確かめるために、自分に次のような質問をしてみてください。
●決定的に違う価値観はない?
●彼のことを尊敬できる?
●彼がもし今の仕事を失っても結婚したいと思う?
これらすべてに「はい」と答えられるのなら、結婚をしても上手くいく可能性は高いでしょう。
■一度じっくり考えることが大事
ちなみに、離婚する夫婦の原因で多いものは、価値観の違いや経済的な問題です。とくに、価値観が大きく違っている相手とは、結婚生活が長く続けられないことも多いです。また、相手のステータスを好きになっている場合は、相手に依存している可能性があるので、そのまま結婚するのは避けたほうがよいでしょう。
ツラいことを体験すると結婚したくなるというのは、人間の本能です。でも、衝動的に結婚を選ぶのではなく、まずは「この相手とずっと幸せでいられるかどうか」を一度立ち止まって考えてみてくださいね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。