文面の熱さだけではなく、妙な若さが気になるファンも少なくなかったようだ。
女優の広末涼子が6月14日に直筆の謝罪文を公表したことで、新たなステージに入った感のある不貞問題。スキャンダルを報じた文春オンラインでは同日、二の矢となる記事を公開し、広末による直筆のラブレターを掲載した。その内容が人々を惹きつけている。
このラブレターでは冒頭から「出逢ってくれて、会ってくれて」と、二人の出会いに対する感謝を綴っている。
さらに文章は「合ってくれて、くっついてくれて、入ってくれて、泣かせてくれて」と続いており、男女の行為そのものを描写しているようだとファンは騒然。泣かせてくれてという箇所も流しているのは涙なのか、はたまた別のものなのかと、訝しがられている有様だ。
「その次に続くのが『きもちくしてくれて』という単語。もちろん『気持ちよくしてくれて』の意味であることは明らかですが、きもちくするという耳慣れない用法に、なぜ広末がそんな言い回しを使ったのかと首をかしげる人も少なくないようです」(週刊誌記者)
これは単なる書き損ないなのか、それとも高知出身の広末らしい土佐弁なのだろうか。
ただ土佐弁だと、広末自身も出演していた放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」の作中でも話されているように「気持ちえい」となるはず。どうやら方言というわけでもなさそうだが…。
「この『きもちく』(気持ちよく)という表現は、いわゆる若者言葉の一つ。似た用法の『違くて』(違っていて)はわりと上の世代にも使われおり、そのバリエーションとの見方もあります。なお『違くて』は福島や北関東で使われる方言が元だと言われており、今では関東全域に広まっているようです」(前出・週刊誌記者)
ここで気になるのは、広末の不貞相手である料理人の鳥羽周作氏が、埼玉県出身だということ。鳥羽氏のツイートをさかのぼってみると「なんか違くて」という表現を使っている箇所があり、どうやら北関東にほど近い埼玉県人は日常的な会話のなかで「違くて」を使っている様子だ。
そうなると、鳥羽氏が「きもちくて」という表現を普段から使っており、その言葉が何度も耳に入ってきたことから広末も使うようになった可能性が考えられる。
さらに言えば二人が肉体的に気持ちよくなる場面で多用する単語だからこそ、ラブレターにてあえて広末が「きもちくて」と綴ったのかもしれない。
つまり広末にとって「きもちくて」は若者言葉ではなく、「大好きな鳥羽さんの使う言葉」だったのではないだろうか。そう考えると今回公表されたラブレターの生々しさが、さらにビビッドに伝わってくるというものだ。