そんな話、聞きたくなかったんだけど…。世の女性たちはそんな思いを抱いていたようだ。
女優・広末涼子の不貞スキャンダルを巡り、夫のキャンドル・ジュン氏が6月18日に記者会見を開催。「広末ジュンです」と自己紹介したことも話題となった。
会見の内容は基本的に妻の広末を擁護するものだったが、そんなジュン氏の想いとは裏腹に、会見で明かされた広末の日常に関して女性層を中心に「ガッカリした」「そんな話は聞きたくなかった」といった声もあがっているという。しかもその声は男性層からはほとんど聞こえてこないというのである。
それは普段の広末について語った場面だ。ジュン氏は「彼女はいつもメイクなんてしないし、美容も気にかけずにひたすらに家事をしたり、子供たちの学校行事、子供の友人のお母さんとの仕事に没頭していて」と説明。そういったときの広末は「メイクだとか香水なんて全然つけないんです」と明かしていた。
「この説明に、すっぴんが大好きな男性層からは《すっぴんでもキレイなんだろうな》《女優だからメイクしないことで肌を保っているのかも》といった感想が多くあがっていました。それに対して女性層からは、《美容に気を掛けていないってこと?》《そういう裏側は明かさないでほしかった》といった声が続出。広末に対して抱いていた幻想が壊されたと感じる女性層が少なくなかったのです」(女性誌ライター)
1995年にクレアラシルのCMで世に出て以来、輝くような肌の白さでファンを魅了してきた広末。世の女性たちは、42歳とは思えない広末の肌質に憧れを持っているものだ。
それゆえ彼女がどんな化粧水やファンデーションを使っているのか、といったメイク術には興味津々。男性はやたらと「すっぴん」をありがたく思いがちだが、女性たちにとっては「子供の友人のお母さん」といった近しい友人に会う場合でも、すっぴんでいることなどありえないのが常識なのである。
「ところがジュン氏は、広末がママ友たちと会うときでさえ『すっぴん』でいがちだと暴露してしまいました。男性目線だと《そんなに肌がきれいなんだね》と思いがちですが、女性にしてみれば《人に会うのにすっぴんなんてありえない!》のが常識。平気ですっぴんで出歩くような人の使っている化粧品なんかに興味は沸かないというのが正直なところです」(前出・女性誌ライター)
そういった女性たちの素直な印象に加え、おそらくは広末の所属事務所もこの「すっぴん」発言に頭を抱えているとの見方もあるという。
広末は化粧品関連のCMに多数起用されており、それは彼女が生まれ持つ透明感ならでは。購買層の女性たちは広末の肌に憧れて、CM出演している化粧品を購入している。
「ところがママ友相手にさえすっぴんでいるのであれば、普段はCM出演している化粧品さえ使っていないことになってしまう。これはCMモデルとしては致命的でしょう。ジュン氏の発言は結果的に、広末の仕事を奪う方向に働いていたのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)
結局のところ男性のジュン氏には、メイクをしていない=すっぴんをありがたがる意識があったのではないか。それゆえ彼はあくまで妻の広末を擁護する意味で、普段はすっぴんだと明かしたのだろう。それが広末にとっては実のところ、味方に背後から撃たれるも同然だったとは、ジュン氏自身も含めて多くの男性はまだ気づいていないのかもしれない。