お笑いタレント・トミーズ雅が、尊敬する元芸人の島田紳助氏の“総資産”について言及した。
7月22日放送の「せやねん」(MBS)では、2011年に芸能界を引退した紳助氏が7月20日発売の週刊新潮の単独インタビューに登場したことを取り上げ、雅は長く活躍した紳助氏の全盛期を回想。07年に民放5局の全てでゴールデンタイムにレギュラー番組を抱えていたことに関して、「まだテレビに力がある時やから、潤ってる時やからね。ギャラもええし」と指摘した。
また、引退後も、飲食店の経営や不動産による収入があり、番組では紳助氏の総資産が「数十億円」にも達していると紹介。すると、芸人界隈のギャラ事情に詳しい雅はすかさず「数十億円ちゃう。100億。数100億。数十億円ちゃうよ」と笑みを浮かべながら反論したのだ。
引退後の紳助氏の暮らしを巡っては、17年4月放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ系)でも、元芸能リポーター・井上公造氏がゴルフや草野球、旅行などを楽しんでいると紹介した。基本的には貯金を切り崩しての生活だといい、その金額を番組MC・宮根誠司だけに耳打ち。額を聞いた宮根は笑いながら「それはもう貯金というか、何というか、国家予算とまではいかへんけど、どこかの県ぐらいの」と“県予算レベル”だと表現していた。
「もしも井上氏が宮根に告げた金額が事実なら、紳助氏の総資産は雅が予測した『数100億円レベル』ですら足りないことになります。23年度の各都道府県の当初予算案を見ると、最も少ない鳥取県でも3350億円となっており、数100億円レベルではどの都道府県も予算が全く足りません。また、次長課長・河本準一は20年2月に更新したブログで、紳助氏と8年ぶりに再会したことを報告。飲みの先でお酒が進むと、上機嫌になった紳助氏から『河本、あと250年で貯金が尽きんねん』と告げられ、その雰囲気から河本は『これは、多分ほんまです』とも綴っていました」(テレビ誌ライター)
最低県予算の3000億円レベルのお金を、250年で使い切ることができるのかは微妙なところだが、お笑い芸人を目指す若手にとっては夢のある話だろう。
(木村慎吾)